接待ゴルフをされる側になってみて分かったこと

わたしはこれまで接待ゴルフを提案する側として何度も体験をしてきました。おかげさまでゴルフの腕もあがりましたし、接待ゴルフを取引先と行うにあたっての段取り、つまり事前のネゴ、ゴルフ場の決定、案内状の作成、当日の仕切り、懇親会、お礼状まで一連の流れは把握していますし、ケースバイケースの対応もそれなりにできるようになっています。

しかし、一度だけ逆に招待されたことがありました。いわゆる接待ゴルフではなく代理店大会のようなものへの招待でした。とはいえ、主催者としては我々が接待先であり、本当に気を使ったのではないかと思います。

自分自身がお客様をゴルフに招待してきたからこそよくわかるのです。ですから逆に良かったポイントと悪かったポイントがよくわかりました。

まず、良かったポイントです。数社に声をかけていたこともあったのでしょうがとにかく案内が早かったことがよいポイントでした。3か月前には正式な案内状が届いていました。

次に当日のパーティ組みも数社の取引先を招いていて、パワーバランスが微妙な中、各組にキーマンを組み込んで全く滞りなく進行できたことがよかったと思います。

逆に接待される側として残念なところもありました。

これはゴルフ場の問題でもあるのですがコースメンテナンスが行き届いていなかったことです。巷では名門といわれていたゴルフ場ですが実際の評価と昔からの口コミにはかなり差があって、グリーンのディボッと、ラフの刈込など正直残念な状態でした。

実際に事前にコースを下見したほうがよかったのではないかと思われます。

さらにプレイ後の懇親です。組数が多かったこともあったのですがあまりにも早く上がってきた組の待ち時間が長く、多少間延びしてしまったところがあります。

うまくインスタート、アウトスタートを組み合わせて均等に振り分けることができていればこんなこともなかったのではないでしょうか。料理も軽食のみとはいえ、さめてしまってはあまりいいものではありません。

こうして、いつもは接待する側の人間が逆の立場になるといい意味でも悪い意味でもいろいろなとことが見えてきて、今後の自分の参考になるものです。

接待という仕事の一部でありながらゴルフについては自分自身がゴルフが好きでいろいろなゴルフ場でラウンドの実績があるほうが幹事としては滞りなく、満足度が高いものになると改めて実感した出来事でした。


ゴルフ場の予約で幹事さんも得をするのはこれ