ゴルフ場の名前
東京ゴルフ倶楽部おすすめ理由
キャリアのあるゴルファーであれば『東京ゴルフ倶楽部』を知らない人はいないと思います。自他共に認める『名門』のゴルフ場ですが、接待で利用することができたらきっと印象深い思い出となり後々まで話が尽きることはないと思います。そんな名門『東京ゴルフ倶楽部』での接待ゴルフについてご紹介します。東京ゴルフ倶楽部といえば、まずはその歴史を語らないわけにはいきません。
日本のゴルフの歴史は今から100年以上前に六甲から始まったわけですが、それはゴルフ未経験者の英国人アーサー・グルームが仲間のためにと作ったコースでした。でもその後、急速にゴルフ熱は広まり全国各地で開場されることになったわけです。
このとき国内のゴルフ開設に尽力したのがあの浄土真宗の嫡子大谷光明氏だったわけですが、その卓越したゴルフ技術はもとよりルールやマナーなど、当時の日本人には理解できないものを留学先から持ち帰り、さまざまな機会に世の中へと広めて言ったわけです。
そんな功績が認められてか英国皇太子が来日した時には、当時の皇太子(のちの昭和天皇)がラウンドをされるときに大谷氏がお相手を務めたわけです。そしてその時のコースこそが『東京ゴルフ倶楽部』だったわけです。
当時のコースは東京駒沢にありましたが、その後埼玉朝霧に移り、そして現在の狭山にコースを構えることとなったわけです。当時の大正・昭和と天皇家が来賓をお迎えするゴルフコースですから、それは格式がまったく違いう「超」がつくハイクラスです。しかも現在の狭山は日本オープンが開催される難コースでもあり、ゴルファー羨望のコースなことは間違いありません。
歴史や格式だけではなくコースとしても超一流ですから、どんな地位のある接待先であっても満足されることは間違いありません。私の場合にはお迎えした東京八重洲のホテルから車でわずか40~50分の距離ですから、アフターはクラブハウスを使わずにホテル近くの銀座のお店で楽しむことができました。
コースは18ホールズの2グリーンというクラシックなレイアウトです。片方が「朝霧(あさぎり)」もう片方を「知々夫(ちちぶ)」といい、どちらか一方をプレイすることになります。ちなみに朝霧の方が若干距離は長く難易度も高くなっていますが、実際にはどちらも同じくらい難しいコースです。
さて肝心の接待ゴルフですが、土日祝日はメンバー同伴が必要なので、メンバーがいない我々は平日利用と言うことになります。それでも申込はメンバーからじゃないと受け付けてもらえませんので、まずは会員探しから始めることになりました。と言うことで、ここではメンバー以外のプライヤーはビジターではなくゲストとして迎えられのですが、これが結構プレッシャーとなります。
結果的には同じことなのですが、厚顔無恥な振る舞いをすると紹介したメンバーが恥をかくことになります。それは自分達だけではなく接待先も同様なので、一応注意事項は事前に伝えておきました。
ちなみにドレスコードが設定されていて夏季以外はジャケット着用じゃないと受付することはできませんし、ホールアウトしてからレストランに入ることもできませんので「ジャケット着用で受付を」と伝えておきます。
また冬季ではハイネック系シャツは全部ダメですから「襟付きシャツで」も伝えておくことが必須です。あと昔で言うところの外套(ウィンドブレイカーや雨具・防寒具)は室内で着て歩くことができませんので、スタート前にハウス外で着てもらうことになります。
ホールアウト後にはうっかりして着たままハウスに入ると注意を受けることがありますので、接待先が着たままであればクラブハウスに入る前に一言伝えてあげると恥をかくことはありません。
あと、とても大切なことがあります。接待先を一緒の車でコースに行くときは問題ありませんが、クラブハウスで待ち合わせをするときは事前に伝えておくことがあります。ハウス内やコースでは「携帯電話は使用禁止」ですから電源OFFが基本です。
ところが接待先に伝えていないと、「もうすぐ着くから」というような連絡事項がきても出ることはできません。平日利用と言うことでお互いに電話やメールは気になるところですが、紹介してもらったメンバーに迷惑がかかりますので、「ゴルフ場に着いたら電源を切っています」と伝えておくことが必要です。またどうしても心配な場合には駐車場での待ち合わせが無難かもしれません。
接待する側としてはラウンド中にちょっと気遣いたいのがバンカーです。日本で初めてアリソンバンカー(深いタコつぼみたいな)を設置したバンカーが名物のコースですから、ラウンド中は何度も落ちることになると思います。
とっておきの14番ホールは笑うしかないほどのレイアウトで、アプローチすると「必ず」落ちます。どうせ落ちるのであれば、接待者と違うバンカーに落とした方がスムーズに進行することができるので、技量があればそちらの調整も必要だと思います。
あと運が悪く雨天のときでもコースには必ず行かなくてはいけません。接待先が「今日はやめる」と言ってもキャンセルフィが発生していますので、支払ってこないと予約したメンバーに迷惑がかかります。
名門だからこその決まり事ですが他所ではできない貴重な体験を提供すると、ゴルフを通じて「真面目さ」や「マナーの良さ」から信頼性もってもらうことができ、接待者から好印象になること間違いなしと言うことになります。
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